クルマ社会の県で育った夫氏。就職してすぐにホンダのフリードを購入して乗っていましたが、結婚後、マンション購入のタイミングでフリードを手放しました。
というのも、うちのマンションは、エレベーターパーキングなので、駐車場料金が高いのです。車種(サイズ)によって違いますが、およそ20000円/月!!
ちなみに、駅、買い物、保育園、役所などは徒歩圏内にあるので、日常生活にクルマは不要です。レンタカーやカーシェアも徒歩すぐのところにあります。
それから5年…クルマなしで生活してきました。が、夫が「やっぱりクルマが欲しい!」というので、夫の希望で、日産のセレナを見に行ってきました!
セレナがどんなクルマなのか、どれくらいの値段なのか…色々見てきたので、まとめてみました。
セレナにはどんな特徴があるの?
セレナの特徴の中で、360°セーフティアシストはとても気になります!
360°セーフティアシストを標準装備。 前方・側方・後方に搭載されたカメラやソナーで360°死角なくカバーする機能。
日産HPより引用
ミニバンは後ろが見えにくいので、後ろから来る車を探知したり、サポート性能があるのは嬉しいですね。
またセレナには、通常の2WDシリーズとe-POWER 2WDシリーズがあります。(4WD1・四輪駆動もありますが、今回は見ていません。)
この2つのシリーズの違いも気になりますね。
販売担当の方にお話を聞いて、ざっと特徴を教えてもらいました。まとめると次のようになります。
セレナ 2WDシリーズ
- ガソリンと電気を両方使ってエンジンを回す
- 2列目と3列目の間を行き来できる(ウォークスルー)
セレナ e-POWER 2WDシリーズ
- ガソリンで発電し、その電気でエンジンを回す。エンジンを回すのにガソリンを使わない
- 排気量が少ないので、自動車税が少し安くなる
- 2列目と3列目のウォークスルーは無い
セレナの価格表
そして、気になるお値段。
2WDシリーズの価格表はこちら。
(2019.10.1現在)
表1.2WD 2000cc
グレード | 車両本体価格(円) | 環境性能割 | 重量税 |
B | 2,444,200 | 39980 | 49200 |
S | 2,555,300 | 41800 | 49200 |
X | 2,576,200 | 21070 | 22500 |
XV | 2,736,800 | 22390 | 22500 |
G | 3,061,300 | 25040 | 22500 |
ハイウェイスター | 2,758,800 | 22570 | 22500 |
ハイウェイスターV | 2,986,500 | 24430 | 22500 |
ハイウェイスターG | 3,227,400 | 26400 | 22500 |
e-POWER 2WDシリーズの価格表はこちら。
表2.e-POWERシリーズ 2WD 1200cc
グレード | 車両本体価格(円) | 環境性能割 | 重量税 |
e-POWER X | 2,997,500 | 0 | 0 |
e-POWER XV | 3,226,300 | 0 | 0 |
e-POWER G | 3,473,800 | 0 | 0 |
e-POWER ハイウェイスター | 3,293,400 | 0 | 0 |
e-POWER ハイウェイスターV | 3,499,100 | 0 | 0 |
e-POWER ハイウェイスターG | 3,725,700 | 0 | 0 |
e-POWERシリーズは通常の2WDシリーズと比較して、いずれのグレードでも50万円ほど価格が高くなっています。
そのかわり?環境性能割と重量税は0円となっています。
また、e-POWERシリーズは、ガソリンの使用量が少ないため、排気量が少なくなっています。このため、通常の2WDシリーズと比較して、自動車税は年間5000円ほど安くなります。
また、「ハイウェイスター」もあります。2WD ハイウェイスター、e-POWER 2WD ハイウェイスター、どちらもあります。
ハイウェイスターには
- スカート(車体の下部に出ている部分)がついている
- ハンズフリーオートスライドドア(足先をドアの下に入れて、ハンズフリーでドアが開けられる)
上のような特徴があります。
セレナの見積もり例は?
セレナ・グレードはXVで、見積もりを取ってもらいました。
オプションは下の5点を付けています。
- ベーシックパック(カーペットなど)
- セットアップ
- ETC
- ドライブレコーダー
- オリジナルナビ
セレナ XV 2WD の見積もり例
車両本体価格(円) | 3,003,000 |
付属品合計(オプション合計) | 457,129 |
合計(円) | 3,460,129 |
セレナ e-POWER XV 2WD の見積もり例
車両本体価格(円) | 3,492,500 |
付属品合計(オプション) | 458,229 |
合計(円) | 3,950,729 |
2WDと、e-POWER 2WDで、50万円ほど差額が出ますね。税金などはe-POWERの方が有利なので、純粋に50万円の差とは言えませんが…。
セレナの購入方法
セレナを購入する場合、下の3種類の方法から選べます。
現金一括払い
その名の通り、現金一括で車を購入します。分割手数料が要らないので、一番安く車を購入することができます。
分割払い
頭金を入れて、残りを分割払いします。一度に大きな出費をしなくて良いのがメリットですが、分割手数料がかかります。
残価設定型クレジット
残価設定型クレジットって何?と思いませんか?
(残価設定型クレジットの支払い方法)
- 5年後にセレナを返却する場合の価値(残価)を設定する
- (支払い金額-残価)を5年かけて分割払いする
- 5年後に、セレナを返却、または買い取りする(残価を支払う)
残価を設定することで、普通に乗っていて大きな事故などなければ、購入したセレナは5年後に返却することができます。
この方法なら、車の本体価格を全て支払わなくても、手放して新しい車に乗り換えることも可能です。
例えば、今は大きい車がほしいけど、5年後には小さい車に乗り換える、といった使い方もできます。
デメリットは、分割手数料がかかることです。分割払いなら当然かもしれませんが…。
(見積もり例)
先ほど、セレナXV 2WDの見積もり例を載せました。これを、 残価設定型クレジットで支払いした場合、どうなるか見積もりしてもらいました。
まず、購入して5年後の残価は1,081,000円です。
任意の頭金を設定しますが、今回は約200万円にしました。
(車両+オプション価格) -(頭金)-(残価)=(5年間で支払う金額)
です。
これに金額を当てはめると、
3,460,129 -2,005,109-1,081,000=1,977,862円
でした。これを5年のあいだ、分割して毎月支払います。
初回のみ | 21,062 |
2回目~59回目 | 15,100 |
最終回(60回目) | 1,081,000(残価) |
最終回は3つの選択肢があります。
- 残価を一括払いして、セレナを手に入れる
- 残価を分割払いして、セレナを手に入れる
- 残価の対価として、セレナを返却する
上記のいずれかです。
ちなみに、5年間で支払う分割手数料は、207,862円でした。
セレナの車体・内装写真
ここからは、写真たっぷりで、車体や内装を紹介していきます。
セレナe-POWERシリーズ(ハイウェイスター)
日産のお店に入ると、まず目に入ったのがコチラ!セレナe-POWERシリーズ・ハイウェイスターです。
日産の販売担当者の方に、
「e-POWERは走りが違いますよ!乗ってみたらわかります!」
と言われました。
ハイウェイスターなので、車体下部にスカートが付いています。足先をドアの下に入れるとドアを開けられる機能(ハンズフリーオートスライドドア)もあります。
ドアの下の方には「e-POWER」の文字が。
車内はこんな感じ。運転席、助手席ともに、ゆったりとしたシートです。
2列目。こちらもゆったり。
3列目。
トランクを開けたところ。
ガバッと大きく開けることも、上半分だけ開けることもできます(デュアルバックドア)。
セレナ2WDシリーズ(ハイウェイスターV)
こちらはe-POWERではなく、通常の2WDのハイウェイスター。
車体下のスカートもありますし、ハンズフリーオートスライドドア機能も付いています。
なかなかのお値段…。
後ろから車が接近すると、ドアミラーに表示が出て知らせてくれます。
2列目。
3列目。
それぞれの座席には、パーソナルテーブルが付いています。
2列目のパーソナルテーブル。ドリンクホルダーもしっかりしています。
3列目のパーソナルテーブル。3列目でも、しっかりしたテーブルが付いています。
下の写真のツマミを持ち上げると…
日よけが出てきました!日差しが強い時でも安心。
窓の上のでっぱりに引っかければOK!必要のないときは仕舞えるのがいいですね。
セレナ2WDシリーズには、e-POWERシリーズに付いていない機能もあります。それが、ウォークスルー機能。下の写真では、2列目シートの間の部分を前にずらして、通路ができています。
通路は最大で22センチまで広げられるので、ラクに3列目に移動できます。
また、シートを移動させることもできます。
先ほどの写真では、シート間に通路ができていましたが、シート同士を寄せてくっつけることもできます。
チャイルドシートを装着していても移動できます。
トランクを大きく使いたい場合は、3列目シートを上げることができます。
大きい荷物も載せられそうです。
トランクは、全体をガバッと大きく開けるだけでなく、上半分だけ開けることもできます(デュアルバックドア) 。
上半分だけ開けるとこんな感じ。息子が3列目からのぞいています。
上だけ開けると、細かい荷物を積んでいる時に、転がり落ちるのを防ぐこともできます。
トランクの底はこんな感じ。
セレナ2WDシリーズ(ハイウェイスターではない)
ハイウェイスターではないセレナも見せていただきました。こちらはe-POWERシリーズの、ハイウェイスターではないタイプ。
車体下部のスカートはありません。ハンズフリーオートスライドドアもありません。
ドアにはe-POWERの文字が入っています。
後ろはこんな感じ。
セレナの見積もりをとってもらった感想
セレナ自体は、とっても良いクルマだし、便利で乗り心地も良さそうでした。
でも、わが家は6・3・2才の3きょうだい。チャイルドシートも、もう少しで卒業だし、子供はまだ小さい。セレナほどのサイズのクルマが必要なのか、金額を考えるとちょっとなあ…と思ってしまいました。
今後、子供の学費などかかることも考えると、今は小さめのクルマで貯金しておいて、いずれ子供が大きくなった時に大きいクルマにした方がいいのでは?と思います。
ですが、大きいクルマが好きな夫氏。今度は家族で試乗してきますが、やっぱりセレナが欲しい~と言われてしまいそうです。
セレナの試乗レポ
セレナe-POWERシリーズに試乗してきました!
(オレンジ色のセレナでしたが、外観写真は撮れてなくてすみません)
わが家は3人きょうだい。上の二人は3列目に乗車!
末っ子は2列目左側のチャイルドシートに乗りました!
私は2列目の右側。
車内がゆったりしているので、足を伸ばしてもゆとりがあります。
2列目の上にはテレビが見られるモニター付き。
揺れが少なく、車内もゆったりしていて、乗り心地が良かったです。
私は運転しないので、はっきりわかりませんでしたが…。夫によると、e-POWERはアクセルを踏んで加速するときに、スーッと滑らかに加速するそうです。
また、e-POWERシリーズには、アクセルで減速する機能があります。
- アクセルを踏む→加速
- アクセルをゆるめる→減速
これを上手に使うと、ほとんどブレーキを踏まずに運転できます。アクセルとブレーキを踏み換えることによる疲労や、踏み間違いを防げます。
また、自動運転システムもあります。実際に高速道路で試してみました。
高速に入り、時速80kmに到達してからボタンで設定すると、設定した速度で走行してくれます。
ハンドルは手を添えるだけ。ハンドル操作も、アクセルペダルの操作も必要ありません。
前方に他の車がいると、その車に追従するように走行してくれます。高速など、長距離を走る場合に、ドライバーの負担を減らしてくれます。
もちろん、緊急時はしっかりブレーキを踏む必要はありますが…。最近のクルマの進化には驚かされました。